清水エスパルス加入報道のペルー代表FWアレックス・バレラ、ペルー残留へ

Jリーグ
Photo:Instagram (@alexvalerasan)

清水エスパルスへの加入が迫っていると報じられていたペルー代表FWアレックス・バレラは、現所属クラブに残留することになりそうだ。1月14日、『デポル』、『リベロ』など複数のペルーメディアや著名ジャーナリストが報じた。


現在27歳のアレックス・バレラは2023年ペルー王者のウニベルシタリオに所属し、昨シーズンはリーグ戦28試合に出場し14ゴールを挙げた。

2018年頃まで主にフットサルとビーチサッカーをプレーしていて、中国で行われたビーチサッカー教室のコーチを務めたこともあるなど異色の経歴を持つことでも知られる。

ペルー代表では14試合に出場し3ゴール。FIFAワールドカップ2022本戦出場をかけた大陸間プレーオフのオーストラリア戦のPK戦ではキッカーとなったものの失敗をしてしまったが、2023年の日本代表との親善試合の登録メンバーにも入るなど(ベンチ入りしたが出場はなかった)している。

1月13日にペルーのメディアが報じたアレックス・バレラの清水エスパルスへの移籍話は現地でも大きな話題になった。

当初の報道では、アレックス・バレラが清水エスパルスが提示した条件に合意し、100万ドル(約1億4500万円)の移籍金で、移籍が成立する。そのため、アレックス・バレラはプレシーズンで滞在しているマイアミで開催の、コロンビアの名門アトレティコ・ナシオナル・デ・メデジンとの親善試合に出場しないと報じられていた。

しかしその後、状況が変わる。アレックス・バレラに対し、ウニベルシタリオが清水エスパルスが提示したとされる同等額の年棒(現在の年棒の80パーセントアップ)や、2026年12月までの契約延長などを盛り込んだカウンターオファーを提示。

さらに、昨年ウニベルシタリオを率いていたウルグアイ人監督ホルヘ・フォサッティがペルー代表監督に就任したことを受け、新たにウニベルシタリオの監督に就任したファビアン・ブストスがアレックス・バレラを重要な存在と考え、チームに残るよう選手に働きかけた。

これを受け、「アレックス・バレラはウニベルシタリオに残ることを決断した」と、ペルーのメディアは報じている。

(なお、個人的には現役ペルー代表が清水エスパルスに加われば、在日ペルー人コミュニティが盛り上がり新たなファン獲得につながることが期待され、サッカー選手としてもペルー王者のチームでリーグ戦14ゴールと結果も出しているため、清水エスパルスへの加入を期待していたが、仕方がないと考え、別の良い選手を清水エスパルスが補強してくれることを期待している)

<アレックス・バレラのインスタ>


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