欧州での経験豊富なペルーの「皇帝」が元清水エスパルスのエリックに海外移籍を提案 「彼は将来性がある」

Jリーグ
Image by Grok : カルロス・サンブラーノ(左)とエリック・ノリエガ(右)

 ペルーメディアの『リベロ』は5月3日、アリアンサ・リマ所属のペルー代表DFカルロス・サンブラーノが、同クラブに所属するペルー代表DFエリック・ノリエガに対し、海外移籍を勧める発言をしたと報じた。

 現在35歳で「カイザー(皇帝)」の愛称を持つセンターバックのサンブラーノは10代でヨーロッパに旅立つと、シャルケ、フランクルト、ボカ・ジュニオルスなどで主力として活躍し、現在はペルー名門のアリアンサでプレーしている。

■カルロス・サンブラーノのゴール

 一方、現在23歳のエリックは愛知県で生まれ、幼少期にペルーに引っ越しアリアンサの下部組織でキャプテンとして活躍。しかし、家族の事情で15歳で再来日すると清水エスパルスのユースに所属し、その後トップ昇格した。清水では出場機会をえられなかったエリックだったが、紆余曲折を経て2024年7月に下部組織時代を過ごしたアリアンサに加入。ボランチとセンターバックをつとめ、ペルー代表にも選出されている。

■エリック・ノリエガのゴール


 
 サンブラーノは、エリックの現在の好調なパフォーマンスを称賛しながら「彼が今年中に海外へ移籍することを心から願っている。たとえそれがアリアンサにとって大きな損失であっても、ペルーサッカーや代表チームは海外でプレーする選手が必要だ。国外での経験は、彼のメンタリティを自然に変えるだろう」とエリックが海外で飛躍することが、ペルーサッカーをより高い位置に押し上げると語った。

 続けてサンブラーノは「ペルーのサッカーはネガティブな影響が伝染する。海外ではポジティブな面や困難さを目の当たりにし、自己評価や人格が変わる。それが選手にとって大いに役立つはずだ」とし、エリックは異なる環境で更に成長できると説明した。

 なお、エリックは活躍が評価され、アリアンサと2028年まで契約を延長した。彼の契約には、海外クラブへの移籍を可能にする高額な契約解除条項が含まれているとされている。

 

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