「小さな代表だと思われるのが腹立たしい」元清水エスパルスのペルー代表エリック・ノリエガ、コロンビア戦黒星後に胸中吐露
Erick Noriega
◼️試合後にコメントするペルー代表(元清水エスパルス)エリック・ノリエガ
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「全体的に見れば、僕たちは良い試合をしたと思う。この4試合では結果がついてきていない。でも、本当にサッカーを見ている人なら、僕たちがここでどんな仕事をしているのか、どれだけ努力しているのか分かってくれると思う」
そう振り返ったエリックは、現在のペルーに足りないものとして“決定力”を挙げた。コロンビア戦でも前半にチャンスを作りながら得点に結びつけられず、後半に失点。チャンスを結果へと変えられないことが、勝敗を分ける「小さなディテール」になっているとの認識を示している。
「チャンスがあっても決め切れていない。もしそこで決めることができれば、違った展開になると思う。この親善試合から学ばなければいけない。ポジティブな部分を見れば、僕たちは良くなっている。ただ、まだ続けていかなければならない」
「みんなが僕たちと試合をしたがる。簡単な相手だから」
一方で、エリックが特に強い口調で語ったのが、低迷するペルー代表に対する周囲の見方だった。
近年の成績低下によって、「ペルーなら勝てる」と受け取られている現状に対し、グレミオでプレーするDFは不満を隠さなかった。
「僕たちが“小さな代表”だと思われるのは腹立たしい。みんなが僕たちと試合をしたがる。僕たちが簡単な相手だと思われているからだ」
スペイン語でかなり強い意味を持つ言葉を用い、成績不振そのものだけでなく、ペルー代表の“格”が下がったかのように扱われていることへの強烈な反発が込められた発言だった。
結果と内容の間で揺れるペルー
もちろん、エリック自身もサポーターから批判が出る理由は理解している。
「当然、みんなは結果を見る。僕たちだって負けるのは腹立たしいし、ファンの気持ちも理解している」
その一方で、選手たちだからこそ感じ取れる“変化”があるとも主張した。
「試合の中でやっている細かい部分を見れば、僕たちは良くなっている」
今回の4試合でペルーが記録したのは、1分け3敗。メネゼス監督就任後の再建途上とはいえ、結果だけを見れば楽観視できる材料は決して多くない。特に3敗はいずれも複数失点で、4試合を通じても得点力不足という課題は解消されなかった。
それでもエリックは、短期間の代表活動だけで状況が変わるわけではないと指摘。選手一人ひとりが所属クラブで成長し、より良い状態で代表に戻る必要性を訴えた。
視線は次のW杯予選、そして2030年へ
ペルーは2026年ワールドカップ出場を逃し、現在は次のサイクルへ向けたチーム作りを進めている。メネゼス監督の下では若い選手の起用も進み、次回の南米予選やコパ・アメリカ、さらに2030年ワールドカップを見据えた再建が始まっている。エリックも「予選、コパ・アメリカ、そしてワールドカップに向けて良い状態にしていくことが重要」と先を見据えた。
結果が伴わなければ、「成長している」という言葉が説得力を持ちにくいのも事実だ。
それでも、かつて2018年ロシア大会で36年ぶりのワールドカップ出場を果たし、南米で存在感を取り戻したペルーにとって、「簡単な相手」と見られる現状は選手にとって受け入れ難いものなのだろう。
「小さな代表だと思われるのが腹立たしい」
エリックが発した強い言葉は、単なる敗戦後の苛立ちではない。再び南米で恐れられる存在へ戻りたいという、新世代のペルー代表から発せられた決意表明とも受け取れそうだ。