清水、ミカエルからセアラーのクレーベルに照準切り替え?
昨年2021年末、清水エスパルスがスポルチのFWミカエル獲得を目指していると報じられていた。
しかし、ここにきて清水はミカエル獲得交渉から正式に撤退し、代わりにセアラーのクレーベル獲得を目指すという報道が出た。
ここで、スポルチ交渉の経緯と、清水がクレーベルに獲得対象を切り替えた流れをまとめたい。
ミカエル獲得交渉の経緯
上記の記事でも書いたように清水エスパルスとスポルチの初回交渉の内容は以下と報じられた。
双方の条件に折り合いがつなかなったが、スポルチの幹部は「まだ交渉の扉は閉じていない」と再交渉があり得ることを示唆していた。
清水-スポルチ再交渉
初回交渉の不合意を受け、清水エスパルスは以下の修正案を提示した。
自分としてはこれで交渉がまとまると思った。
しかし、日本時刻の大晦日、2021年も終わろうというタイミングで気になる報道が出だした。
#mikael87騒動
得点源のミカエルをめぐり、スポルチと清水エスパルスと交渉中という報道と併せて、スポルチがグレミオFWのジエゴ・ソウザを獲得濃厚という報道が出ていたことは冒頭のリンク記事(前回ブログ記事)で書いた通りだ。
ジエゴ・ソウザは元スポルチのアイドル的存在で、ミカエルの憧れの対象でもあった。
ジエゴ・ソウザは背番号87を付けることから、Diego Souza 87略してDS87とネット上などで表記されることがある。
具体的な金額や条件、スポルチの副会長の署名入りのスポルチとジエゴ・ソウザ/DS87の来季の契約書が流出したこともあり(スポルチはその流出を否定)、スポルチのサポーターには万が一ミカエルが流出しても、俺たちには元スポルチのアイドルDS87がいるという気持ちがあった。
しかし、DS87はグレミオに残留濃厚との報道が出る。
それにスポルチファンは激怒。
一部スポルチファンは、DS87への怒り、「スポルチの新アイドルはお前だミカエル」、「ミカエル残れ」など様々な思いを込め、ミカエルの名前と元アイドルの背番号87を組み合わせたハッシュタグ#Mikael87などを作成。
スポルチの公式アカウントやスポルチの会長に向け#Mikael87をつけた投稿をする人も出だした(ミカエルの背番号は99だが、87に加工した写真などを作る人も出現)。
(出典:JC)
日本時刻2021年大晦日の夜にアップされたブラジルの上記参考記事を見た自分は「ミカエルの代役としてファンを納得させられるフォワードの獲得が流れたことで、スポルチはミカエルを譲渡する条件に関しあまり譲歩しない可能性があるな」と漠然と思いながらNHKの「ゆく年くる年」を見て眠りについた。
2022正月朝、清水とスポルチの交渉決裂のニュース
2022年1月1日、遅めの時刻に起き、スマホをいじっていたら「清水のミカエル獲得交渉決裂」のニュースが飛び込んできた。
DS87グレミオ残留や#mikael87運動が影響したのかは知る由もないが、ブラジルの報道によるとスポルチは上述の清水エスパルスの再提案に対し、以下のカウンターオファー(かなり強気な内容だ)を提示。
上記オファーを清水エスパルスは拒否。
現地報道によると、清水は交渉から公式に撤退を表明したとのことだ。
(出典:O DIA)
そして清水はセアラー所属のクレーベルに獲得対象を切り替えた。
上記記事の報道によると、清水は既にクレーベルの代理人にコンタクト済で、セアラーはクレーベル放出に関し「無理難題は言わない」としセアラーは「(清水・セアラーの)双方にとって良い取引にすることが見込まれる」と報じている。
(クレーベルInstagram)
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クレーベル 身長195cmの25歳
調べたところクレーベルは身長が195センチの25歳。
プレースタイルや実績などは詳しいことはこれから調べてみようと思うが、ブンデスリーガ移籍を目論むもうまくいかず、2021年末にUAEのアルワスル移籍もささやかれたようだ。
(出典:Diario do Nordeste)
現地記事を読んでみる限り、セアラーはクレーベルがチームを去ることを前提としていた節もあり、清水エスパルスとの交渉がうまくまとまる可能性はあるが、良い選手かなどは未知数だ。
(クレーベル2021年好プレー集)
(クレーベル2020年好プレー集)
清水エスパルスの補強動向に、引き続き注視していきたい。
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