イカルディとワンダ・ナラが正式離婚!泥沼の争いに決着も、子どもと財産を巡る問題は続く
イタリアの裁判所がワンダナラ(左)とイカルディ(右)の離婚を認めた
元インテル主将マウロ・イカルディと、長年にわたり妻兼代理人を務めたワンダ・ナラ。世界中のサッカーファンの注目を集めてきた2人の結婚生活が、ついに法的な終わりを迎えた。
2026年10月8日、イカルディが自身のインスタグラムで本件を発表すると、アルゼンチンの複数メディアが、イタリア・ミラノの裁判所が2人の離婚を認める判決を下したことを報じた。
イカルディはSNSで判決を歓迎。ワンダが求めていた高額な生活費や離婚後の補償金が認められなかったことを明かし、新たな人生のスタートを喜んだ。
しかし、今回の判決ですべての問題が解決したわけではない。
2人の娘の生活や養育費、そして不動産の所有権を巡る争いは依然として残されている。
いったい何が決まり、何が未解決なのか。複雑な経緯を振り返りながら、現在の状況を整理する。
◼️ついに正式離婚!裁判所が下した判決とは?◼️
今回の舞台となったのは、イタリアのミラノ裁判所だ。
イカルディとワンダは2014年5月27日にアルゼンチンで結婚。その後、インテルやパリ・サンジェルマン、ガラタサライでプレーするイカルディをワンダが支え、選手代理人としても活動してきた。
しかし2024年に夫婦関係が決定的に破綻。同年11月、イカルディがイタリアで離婚手続きを開始した。
そして2026年10月、裁判所が正式に婚姻関係の解消を宣言した。
今回の判決で特に注目されたのが、ワンダが請求していた巨額の金銭だ。報道によれば、ワンダ側は別居中の生活費として月額25万ユーロ(約4500万円)、さらに離婚後の補償として月額10万ユーロ(1800万円)を求めていた。
ところが裁判所は、いずれの請求も認めなかった。
その理由は、ワンダ自身に十分な収入や資産があると判断されたためだ。テレビ司会者、実業家、インフルエンサーとして活動するワンダには、イカルディから経済的な援助を受けなければ生活できない事情が認められなかった。
また、ワンダ側は結婚生活のために自身の芸能活動を犠牲にしたとも主張していたが、裁判所はそれを裏付ける十分な証拠がないと判断した。
金銭面では、イカルディ側に有利な結果となったといえる。
ただし、イカルディの「離婚の原因はワンダ」という主張も認められず、今回の判決はイカルディの全面勝利ではない。
イカルディ側は、ワンダとアルゼンチンの歌手エレ・ガンテ(L-Gante)の関係を問題視し、婚姻関係が破綻した責任はワンダにあると主張していた。
◼️ワンダナラと交際していたミュージシャンのエレ・ガンテ◼️
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しかし裁判所は、ワンダとエレ・ガンテの交際が夫婦関係の破綻前から始まっていたとする十分な証拠はないと判断した。
さらに、過去に話題となったイカルディと女優エウヘニア・“チナ”・スアレスの関係についても、当時の不貞を認定するだけの証拠は示されなかった。
◼️イカルディと交際のチナ・スアレス◼️
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つまり、裁判所は金銭面でワンダの請求を退ける一方、どちらか一方が不倫によって結婚生活を壊したとする主張も認めなかったことになる。この点は、今回の判決を理解するうえで重要だ。
◼️そもそも何があった?「ワンダゲート」から離婚まで◼️
今回の騒動の始まりとして広く知られるのが、2021年に発覚した「ワンダゲート(Wandagate)」だ。当時、イカルディと女優チナ・スアレスとの関係を巡る疑惑が浮上。ワンダはSNSで怒りを示し、アルゼンチンの芸能メディアを巻き込む大騒動へと発展した。
その後、2人は復縁と関係悪化を繰り返し、2021年から4年連続4回の離婚騒動が勃発した。
ワンダは音楽活動でも知られるエレ・ガンテの親密な関係が話題となり、夫婦間の対立はますます複雑になっていった。
そして2024年、ワンダはイカルディとの別れを公表。長く続いた結婚生活は事実上の終わりを迎えた。
さらにその後、イカルディは、かつてワンダゲートの中心人物だったチナ・スアレスとの交際を公にする。
かつて夫婦の危機のきっかけになった人物が、今度はイカルディの新しいパートナーとなったことで、騒動は再び注目を集めた。
ただし、当時報じられたさまざまな交際疑惑と、裁判で証明された事実は区別する必要がある。
◼️2人の娘はどうなる?親権問題は未解決◼️
今回の離婚判決で最も重要な未解決問題の一つが、2人の娘であるフランチェスカとイサベラの今後だ。
イカルディとワンダは娘たちの居住地、親権・監護、養育費などを巡っても争ってきた。
しかし、ミラノ裁判所は今回、娘たちの親権や居住地、養育費について判断する管轄権がないとした。
したがって、今回の判決はイカルディとワンダのどちらが娘たちと暮らすべきかを決定したものではない。
ワンダの代理人を務める弁護士アナ・ローゼンフェルド氏も、判決後にこの点を強調した。
特に、娘たちがイカルディとともにトルコで暮らすことを裁判所が命じたわけではないと説明している。
今後も子どもたちに関する問題は、関係する国の司法手続きの中で扱われることになる。
正式離婚は成立したものの、両親としての法的な争いまで終結したわけではない。
財産問題も継続。イカルディは不動産の返還を要求
もう一つの焦点が、かつて夫婦で所有していた不動産だ。
報道によると、イカルディは過去にワンダ側へ移転した不動産について、その移転を無効とし、返還を求める別の訴訟をイタリアで進めている。
今回の離婚判決は、この不動産問題を最終的に解決したものではない。
つまり、ワンダへの生活費や離婚補償金が認められなかったことと、過去に移転された財産をイカルディが取り戻せるかどうかは、別の問題なのである。
離婚後も財産を巡る争いは続く見通しだ。
◼️イカルディは新恋人チナ・スアレスと新たな生活へ◼️
判決が伝えられると、イカルディは自身のインスタグラムで喜びを表明した。
今回の判決を新しい人生の始まりとして受け止め、祝杯を挙げる理由があるとコメントした。
また、現在の交際相手であるチナ・スアレスもSNSに動画を公開し、判決を歓迎するような反応を見せている。
一方、ワンダはアルゼンチンでテレビや芸能活動を継続している。
2026年10月9日付のInfobaeでは、ワンダがマルティン・ミゲレスとともに姿を見せたことも報じられた。
2人はそれぞれ、すでに別々の人生を歩み始めている。
離婚成立は一区切り。しかし本当の決着はまだ先か
かつてインテルの主将として活躍し、その妻が代理人も務めるという異色の関係で注目を集めたイカルディとワンダ。
ワンダは単なるサッカー選手の妻ではなく、イカルディのキャリアや移籍交渉にも関わる重要な存在だった。
だからこそ、2人の関係悪化は単なる芸能ニュースにとどまらず、サッカー界でも大きな話題となってきた。
今回の判決によって、約12年間続いた婚姻関係には法的な終止符が打たれることになった。
しかし、現時点で確定的に整理できるのは、離婚を認める判断が示され、ワンダの主な金銭請求とイカルディによる離婚責任の主張が退けられたという点だ。
娘たちの将来や財産を巡る問題については、今後の司法判断が待たれる。
夫婦としての関係は終わった。
だが、イカルディとワンダ・ナラを巡る長年の騒動が、完全に幕を閉じたとはまだいえない。